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2001 08/29更新 |
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複合回転運動装置
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特許第2901948号 特許第3001843号 |
出力軸が回転運動を行いながら、振幅運動も同時に行う装置を開発。
写真は複合回転装置ユニット
通常実施権、もしくは、専用実施権の譲渡いたします。 |
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特長 |
T 出力軸が回転運動を行いながら、振幅運動も同時に行うため、大きな運動エネルギーが得られる。 |
U 回転と振幅の関係は、下記の4種類が可能。 |
@半時計方向にA進み、時計方向にB進む。
A停止した状態から、時計方向にB進む。
B時計方向にA進み、時計方向にB進む。 C上記の運動を行いながら、振幅角度がC°⇒D°⇒C°と、1回転する間に変化していく。 |
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用途 |
破砕、粉砕、切断、研磨、等、一定の力をかけ続ける現状の方式よりも、断続的に加速度が変化する事により、現状の問題点の解決が図れるのではないかと、思います。
搬送装置に於いても、ワークの最大摩擦力が有効に利用できると思われるので、今まで以上の供給速度を見込めると思います。 |
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複合回転運動を使用したポリッシャー
自動車の塗膜研磨用に製作したポリッシャーです。 Cの運動方式を採用しています。
現在主流の、回転式ポリッシャーの欠点である、磨き傷をほとんど見えない程小さくできました。 又、回転式ポリッシャーの欠点である、回転方向に発生する大きなトルクが、左右に回転しているため、非常に小さく、片手でも作業が可能です。
非回転式のポリッシャーの欠点である、研磨力の小さい事と、回転しないために、研磨カスの排出性の悪さも、200rpmの回転と5200回の振幅による加速度で回転式ポリッシャーに近い磨き艶を得られ、研磨カスによる傷の心配もありません。 |
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写真のポリッシャーは、MAX出力、220回/分、5280振幅/分、減速比1/123 振幅角度-2°〜+15° 上記@〜Bの動作をCの運動方式で行う。 φ110XH110 重量1.2s |
複合回転運動を使用したポリッシャーの運動の軌跡 |
2001 8/29 |
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運動の軌跡が見えやすいように、コンパウンドを多い目にして磨いてみました。 下段の白い塗装の写真がオリジナルで、その下の黒い塗装の写真は軌跡がわかりやすいように、写真を加工したものです。 |
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デジタルカメラの写真そのままですとわかりづらいですので、軌跡を強調しました。 |
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濃く縞模様になっているところが大きく振幅している部分で、そこから徐々に振幅が小さくなっていき、また徐々に大きくなっているのが縞模様となって現れます。 縞の間に見えます、小波のような破線が研磨跡です。 写真ではわかりづらいですが連続した研磨跡ではなく反復した部分が消されるため破線状の研磨跡になります。
研磨跡の長さは振幅の大きさですから、研磨跡が長い部分は研磨力が強いということです。 ポリッシャーの運動方式そのものが、強い研磨と弱い研磨を連続して行うため研磨力がありながら仕上げ性も優れています。 小さな振幅の研磨傷(バフ目)が徐々に変化していくことにより、研磨力を確保しながら研磨傷はひじょうに見えずらくなります。
研磨傷がひじょうに見えずらい運動方式のため、通常仕上げに使用されるバフよりも腰の強い研磨力の有るバフが使用できますので、濃色車はもちろんの事、淡色車においても鏡のような艶が出ます。
約200回転と回転数が低く、尚且つ振幅しているため反転動作があるので、回転トルクが少なくなり、作業性が良く、車を磨くことに特化したポリッシャーです。 |