ホッパーに粉を入れて、出口を絞るとブリッジを起こして出てこなくなります。
特に「キシキシ」言うような細かい粉の場合はさっぱり出てこなくなります。

そこで、ホッパーの絞っている部分を横からドンドコ叩くのですが・・・
思ったように出てくれません。
攪拌翼でかき回しても、出てこなくなるときがありますし・・・

振動子(振動伝達板)をホッパーの中に入れて回転振動を伝達させてみました。
振動子から粉に振動が伝達され、出口から回転しながら粉が出てきます。

面白いほど上手くいきましたので、どなたか商品化しますか?(笑)

画像はサムネイル表示になっております。
クリックしていただきますと大きな画像になります。

「画像上」
コンスターチに似た、ブリッジを起こしやすい粉体です。
ホッパーの中に入れると、漏斗から少し排出された時点でブリッジを起こしています。
これ以上排出されなくなりました。

「画像下」
内径φ100のアクリルパイプ(ホッパー)に漏斗を接着しました。
漏斗の外径φ18からφ13までの長さは、約50ミリです。
出口、内径φ10です。
粉に回転振動を伝える円盤を作ります。
この円盤で回転運動の振動を粉に伝達します。
なるべく漏斗の奥の粉まで回転運動を伝えるため、漏斗のアールに合わせて、10ミリ間隔で5枚のパンチパネルを組み合わせてみました。


2001〜2002年頃に作ったスライドショーから動画を起こしていますので、分かりづらい動画です

現状の、小さくて(それでもかなり大きいですが)非力な振動体では、円盤に伝わる力が非力ですがそれでも通常の叩く方式に比べて排出能力が高いようです。

ホッパー内の粉体だけ振動させても回転運動で排出されますが、小さいホッパーであれば、ホッパー全体に回転振動を与えるのも良いかもしれません。


粉体が回転すると、非常に小さな穴から排出するものです。
新しい形式のブリッジ・ブレーカーの参考にどうぞご利用ください。

2001〜2002年頃に製作したページです。
スライドショーなどが現在の規格で動作しなくなりましたので、手直しをしてあります。